アルトネリコ

クリアしました。
総PLAY時間は23時間くらい。
ミュール戦の戦闘音楽はまさに神。
まさか最後の最後でシュレリアルートが出てくるとは思わなかった。
当然のように選択するはずだったんですが……。
何故?このやるせない思いは何?


オリカルートに進んでからというもの、ダイブも含めてこれでもかというくらいオリカにスポットが当たり続けて、いつの間にかヒロイン選択を躊躇わせる所まで来ていたオリカ。
しかし、シュレリア様がツンデレだと発覚した以上、俺はもう…迷わない!


「シュレリア様とプラティナに残る」


ライナー…ありがとう…。




うわー!何この胸が締め付けられる感じ!
いつの間にか感情移入していたというのか!?

この選択で、オリカの深層意識にまた闇を植えつけたのは間違いない!
お、俺が悪いんじゃないんです!
悪いのは真性鬼畜野郎のライナーですよ!




すみませんでした・・・・・・!

全部・・・俺が悪かった・・・!

もう、シュレリアのコスモスフィアを見て「これなんてエスカレイヤー?」なんて言いません・・・・・・!

エピローグの、演出も音楽も神なのに絵がドット絵のせいで感動がイマイチ半減、なんて言いません・・・・・・!

きっと・・・・・・きっと心を入れ替えますから・・・・・・!

この罪悪感を、あふれ出る思いを止めてください・・・・・・!

止めて・・・ 誰か・・・・・・



カ○ジに毒されすぎ>俺



最後に総括。

ゲームの長さは、正直短いです。
短いのに、味方の平均LVは23時間で70を超えました。
でもこの尺でちゃんと一つの物語として成立してるのは良い。
オートマップも親切で、ダンジョンで迷う事も皆無。
ロード時間も短いので、サクッとPLAY出来るのも良いです。


<戦闘>
パワードの付け方が分かってくると、中盤辺りからバランスが徐々に崩れていきます。
2000くらいしか与えられないスキル(クルシェのロケット)でも、パワードと詩魔法を使えば10倍の20000になったり。
そしてこれは敵にも言えることで、パワードで防御の強化をしていないと、ラスボスなら一回の行動でHPを10割削られたり。
序盤は詩魔法が強いですが、終盤になると詩魔法=ハーモニクスレベル上昇の役割になる。
アイテムも殆ど使う機会がありませんでした。
正直、レベルの上昇率を緩和するとかもうちょっと練りようがあったと思います。


<ストーリー>
ジアビスとは対照的に、かなり分かりやすいです。
裏設定を加味しながら設定資料集を眺めると、相当練ってある事が分かるのですが、実際にはかなり簡潔なお話。
美談なので、あまり面白みが無いのも事実ですが。
むしろRPGの皮を被ったギャルゲーとも言えます。
1つで2度美味しいゲームかも。


<キャラクター>
微妙です。
絵師さんが私的琴線に触れなかったのもありますが、悪い言い方をすれば皆「甘ちゃん」です。
皆、何でライナーにそこまで信頼を寄せることが出来るのかさっぱり分からない。
プレイヤー側としては最初から最後までイライラしっぱなしでした。(主に演技力の問題ですけど)

他はというと、

オリカ:ネーミングセンスと歯に衣着せぬ物言いはナイス。性格が変わってもオリカはオリカでした。

ミシャ:星読って事以外は、いたって普通の娘。普通すぎて若干物足りない。

ジャック:ナイスガイ。ロリコン&HG疑惑。

ラードルフ:空気。HGその人。

クルシェ:さっぱり、飄々とした娘。こういう感じ好きかも。

アヤタネ:空気その2。一応ウィルス生命体なのにねぇ。

シュレリア:実はツンデレでした。



<総評>
手軽に楽しめるRPG、ないしはギャルゲーと言えるでしょう。
音楽は本当に最初から最後まで神懸かってた。