卒業論文

教授に便宜を図ってもらって、ゼミ内の発表の順番を最初にしてもらって、途中退室を認めてもらえました。(通常、中間発表は最後まで居ないといけない)
何人かの人が、教授達に質問されて言いよどむ中、俺は自分の発表のことで手一杯だったので他の人への質問は出来ませんでした。
さて、いよいよ俺の番。
「いつも通りにやればいいのよ…」(Byフォクシー)
俺は講演形式で発表すると、早口になってしまう傾向があるので、意識的にゆっくり、声のトーンを落として発表した。
どんな質問をされるかある程度考えていたが、俺への論文の質問はそれほど多くなかったし、質問されても言いよどむようなこともありませんでした。
滞りなく終了し、ひとまず俺の中では成功と言える出来でした。

しかし安心するのも束の間、次は就職試験に行かなければなりません。
そろりと講義室を退室し、試験会場に急ぐのでした。