古畑任三郎FINAL

  • 第一夜「今、蘇る死」

こ れ は や ば い !
最後のどんでん返し的展開にしてやられました。
倒叙法のドラマの見せ方を逆手に取った、ニクイ真相だったと思います。
それにしても石坂浩二氏は、白い巨塔(そういえば今泉も褒めてたな…)を皮切りに悪役が多くなってきている気がします。
どう見ても善人顔なのに、しかもそれがまたハマってる!
役者さんは偉大ですね。
対する藤原竜也君も意外にはまってましたね。
最初は、天才肌の無邪気な青年かと思っていたのですが、実際は人の意見に左右されやすい主体性の無い(人のこと言えない)奴だったんですね。
でも「後は、君が被害者にでもなれば、あの男の考えも変わるかもしれんがね」という台詞は無いでしょう(笑)。
いや展開的に無理があるわけではないけど、流石にちょっと「?」と思いました。

  • 第二夜「フェアな殺人者」

殺人にフェアもくそも無いだろ、という突っ込みは野暮なんでしょうか。
イチロー、案外違和感無かったですね。
流石に多少棒読みな感は否めないですが、これを突っ込んでたらイエローキャブ出身の女優さんなんてとっくに干されてますよ。誰とは言いませんけど。
後、向島さんが・・・向島さぁん(ノ_;)
でも毒薬のカプセルを選ばせるのは、よく意味が分かりませんでした。
ゲームとして楽しみながら殺人を犯す(ヘタしたら自分が死んでるけど)のは、いくら元の動機が兄の為といえ、ちょっとネジが飛んでるのでは?これも野暮な突っ込みなんでしょうか・・・。
まぁ、何ていうかこの回は「雰囲気を楽しめ!」って事なんでしょうかね。
いや確かに雰囲気は楽しめましたし、それ以外での要所の伏線の張り方は相変わらず巧妙でしたし。

  • 最終夜「ラスト・ダンス」

うーん、何ていうか、いつもの古畑って感じでしたね。
いやでも最後だし、こういう締め方を三谷氏が望んでいたのかな?
雰囲気的には、修道学校で沢口靖子氏が犯人だった回にどことなく似てました。
故に、話の筋は昨日より解りやすかったですね。
浮ついた古畑を見れたのは収穫かもしれない。
いちいち脇のキャスト(近藤芳正氏友情出演(笑))が豪華で良いですね。
ブルガリ三四郎の小日向氏とか。
最後に小石川ちなみの話がちょっと出てましたね。
中森明菜氏最近見ないなぁ。
後、何故か赤い洗面器の話は出てきませんでした。三谷氏忘れてた?